スイスとネクタイ

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スイスは美しいところですよね。
ドイツ風でもあり、フランス風でもあり。というよりもフランスの良い面とドイツの良い面とを合わせもつ国。そんなふうにいえばいいのでしょうか。スイスが出てくる名文句に。

「イタリアでは、ボルジア家による三十年の圧政下で、戦争、恐怖政治、殺人、それに流血の惨事があったが、ミケランジェロ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、そしてルネサンスも生んだ。スイスには同胞愛があり、五百年に及ぶ民主主義と平和があったー だが、なにを生んだ? 鳩時計だ。」

もちろん、映画『第三の男』の中の科白。ウイーン観覧車の前で、オーソン・ウエルズが、ジョセフ・コットンに語る文句ですよね。
『第三の男』の脚本は、グレアム・グリーン。でも、グレアム・グリーンの台本にはなくて、オーソン・ウエルズのアドリブなんだとか。
この『第三の男』の名文句が出てくるのが、『ケンブリッジ・シックス』。2011年に、チャールズ・カミングが発表した物語。この中に。

「まるでネクタイの巻き方がしっかりしていたなら、この会話の重要性が保てるとでも思っているかのように、ニームがまたウール・タイの結びを直していた。」

「ニーム」とは、91歳の、元エリート、トーマス・ニム。
そうなんです。ネクタイの結びが美しいことは、会話を決定的に優位にしてくれるものですね。
さて、好みのネクタイを結んで。スイスを旅したいですが。

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