マンジューとミツコ

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マンジューとは言っても、食べるものではありません。人の、名前。アドルフ・マンジュー。往年のハリウッド俳優。戦前、戦後に活躍した映画俳優。
人によってはアドルフ・マンジュのこそ、当時のハリウッドきっての洒落者だったとも。そのアドルフ・マンジューがチャップリンと共演したのが、『巴里の女性』。
アドルフ・マンジューは、巴里の富豪、ピエール・ルヴェルの役。アドルフ・マンジューはほんとうにフランス人の血が流れていたので、ちょうど良かってのでしょうね。1923年の、無声映画。
『巴里の女性』の製作、監督は、チャップリン。チャップリンはマンジューに、出演交渉。マンジューは週給500ドルを提案。これは当時としては、想像を絶っする高額。結局、チャップリンはそのマンジューの要望をのんだという。
マンジューは『巴里の女性』の撮影のために、最高級のグレイ・モーニングを新調。でも、ついに『巴里の女性』の中では、着用場面がなかったそうですが。マンジューは残念がって。後に、グレイ・モーニングが必要になる映画を作ってもらったらしい。
チャーリー・チャップリンがことに愛用したのが、ミツコ。ミツコは、ゲランの名香。1919年の発表。甘く、上品な薫り。チャップリンは部屋中にミツコを撒いたので、すぐに大瓶が空になったと伝えられています。
上等の香水を、ほんのすこしだけつけてみたいものですが。

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