サンドイウッチとサングラス

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サンドイウッチは便利この上もない食べ物ですよね。二枚のパン間になにかを挟むと、すぐにサンドイウッチになってくれるのですから。少なくともサンドイウッチが「軽食の王」であるのは、間違いないでしょう。
今、サンドイウッチは世界中で愛されています。サンドイウッチの無い国は、まずないでしょう。サンドイウッチは十八世紀の英國にはじまるとか。でも、サンドイウッチの起源についての論争が決着しているとも言えないようです。つまり、いろんな説があるのですから。
ひとつの説として、エドワード・ギボンの日記に出てくる「サンドイウッチ」が、比較的はやいのではないか、とも。

「コーヒールームの真ん中にあるナプキンをかけた小さなテーブルで、冷肉少々すなわちサドイッチの夕食を………………」。

これはエドワード・ギボンの、1762年1月24日の日記に出ています。場所は、当時有名だったコーヒーハウスの、「ココア・トゥリー」でのこと。
エドワード・ギボンはこの日、「ココア・トゥリー」で食事。それから『スペインの修道士』という芝居を観て、再び、「ココア・トゥリー」へ戻る。その時の様子なんですね。
少なくとも1862年の倫敦ではサンドイウッチが知られていたことが分かるでしょう。
サンドイウッチが出てくる小説に、『ベティ・ブルー』があります。フィリップ・ディジャンが、1985年に発表した物語。

「おしまいにぼくはキッチンに後退し、窓辺に立ってハムのサンドイッチを食べ………………」。

ここでの「ぼく」は、物語の主人公。『ベティ・ブルー』にはまた、こんな描写も出てきます。

「ぼくは目の輝きを隠すためサングラスをかけ、車は都市を出た。」

この「ぼく」も、物語の主人公。「ぼく」は、待っていた彼女があらわれたので、瞳が輝いた。その「輝き」を隠すために。
まあ、サングラスにもいろんな使い方があるんですね。
美味しいサンドイウッチを食べる時は、とりあえずサングラスを外すといたしましょうか。

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