アイルランドは、ヨオロッパの国ですよね。
北海道よりも少し小さいくらいの面積。人口はざっと、四百万人ほどなんだとか。
首都は、もちろんダブリン。
アイルランドもまた、歴史のある国で。
紀元前二百五十年くらい前に、ケルト人がアイルランドに渡って来たという。
今なおケルトふうの匂いが遺っているのも、当然であるのかも知れません。
でも、それよりはるか昔の、紀元前7、500年前に、スコットランド人が渡来したとの説があります。
それはともかく、アイルランドの歴史が二重三重の地層の上に成り立っているのは、間違いありません。
「トレンチ・コオトの源はアルスター・コオトである。」
よく、そんなことが言われることがあります。
このアルスター・コオトもまた、アイルランドのアルスター地方での旅行着だったものです。
あるいはまた、「ドニゴール・トゥイード」。アイルランド、ドニゴール地方原産の生地であるのは、言うまでもないでしょう。
このドニゴールに生まれた歌手が、「エンヤ」。
エンヤは1961年5月17日に、ドニゴールに於いて、誕生。
エンヤの『アイルランドの風』は、お聴きになったことがおありでしょう。
エンヤがアイルランドの空気を歌ったのは、当然でしょう。が、また、エンヤはアイルランドの言葉、ゲール語でも歌った歌手なのですね。
エンヤをはじめ、アイルランドは音楽の国でもあります。
たとえば、街を歩いていて、ハープの音色を聴くのも珍しいことではありません。
アイリッシュ・ハープは国の象徴にもなっているくらいなのです。
アイリッシュ・ハープの歴史は少なくとも、九世紀にはじまるというから、古い。
アイルランド出身の世界的作家。
ジェイムズ・ジョイス。
ジェイムズ・ジョイスは1882年2月2日に、ダブリンで生まれています。
ジェイムズ・ジョイスが1922年に発表した代表作が、
『ユリシーズ』。
この『ユリシーズ』を読んでおりますと、こんな一節が出てきます。
「赤雷鳥の羽根を挿したアルプス帽。」
ここでの「アルプス帽」は、「アルパイン・ハット」のことではないでしょうか。
アルパイン・ハットは、ブリムの広い山岳帽
どなたか雷鳥の羽根を挿したアルパイン・ハットを作って頂けませんでしょうか。