初恋と服装

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初恋は美しい想い出なんでしょうね。
チャップリンの、初恋。そう言って良いのかどうか。1908年ころに、ヘティ・ケリーと出会っているのは、間違いありません。ヘティ・ケリーはその頃、十五歳くらいの、コーラス・ガールだったのですが。チャップリンは、十九歳。

「ヘティだった。黒いあざらしのコートを着て、丸い、これまたあざらしの帽子をかぶっている。」

『チャップリン自伝』に、そんなふうに書いています。ロンドンの街を歩いていて、偶然、ヘティ・ケリーの会う場面なんですね。
1908年のチャップリンは、舞台俳優だった。フレッド・カルノー一座の、『ホッケー・マッチ』に出て、コックニーを使っています。その次には、『マミング・バーズ』にも出演。でも、時代の空気に押されるように、チャップリンは映画俳優への道を歩くことになるのですが。
チャーリー・チャップリン監督、主演の喜劇映画が、『黄金狂時代』。今なお、チャップリンの代表作とされています。1925年の映画。
1925年にアメリカで生まれたのが、サリンジャー。ピエール・サリンジャー。ピエール・サリンジャーは、もともとは新聞記者。やがて政界に入って、ケネディ大統領に、重用。そのピエール・サリンジャーが1988年に発表した物語が、『男たちのゲーム』この中に。

「黒っぽい背広に白いシャツ、小さな模様の入ったネクタイ、黒の靴、黒っぽいオーバー、黒いホンブルグ帽…………」

これは英国 MI 6 長官の、ジェレミー・クロフトの着こなし。作者は、「目立つというよりは、周りにとけ込む服装……」と、形容しているのですが。

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