チーズとスカーフ

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チーズは美味しいものですよね。チーズはまた栄養満点でもあって。ドレニシヨウカナ? 迷ってしまうほどの種類があります。
チーズは英語。フランスでは、フロマージュ。イタリアでは、フロマージョ。イタリアに「パルメジャーノ」があるのは、ご存じの通り。
正しくは、「パルメジャーノ・レッジャーノ」。硬いタイプチーズ。削ったり、卸したりして食べることもあります。パルマ地方、レッジョ地方で造られるので、「パルメジャーノ・レッジャーノ」と呼ばれるんだそうですね。
パルマにも美味しいものがたくさんあって。たとえばパルマ産の生ハム。プロシュート。「パルメジャーノ・レッジャーノ」を造る時の、上澄み。これを生ハム用の豚さんに食べていただく。だから、美味しい生ハムに仕上がるんだとか。
イタリア、パルマには美味しいもののほか、美しいニットやシルクを作る工場もあったします。そのパルマでは「パルメジャーノ・レッジャーノ」がドルチェにも。食後のデザートに、チーズ。「パルメジャーノ・レッジャーノ」に、パルマ産のハチミツをかけて、完成。ほんとうに美味しいものです。
イタリア産チーズが出てくるミステリに、『スモールボーン氏は不在』が。1950年に、マイケル・ギルバートが発表した物語。この中に。

「カルマニョーラのチーズが少しあれば………」。

これは、ヘンリイ・ブーンの科白。下宿人で、若い弁護士という設定。ばしょは、ロンドン。下宿の女主人、マゴリ夫人に対して。マゴリ夫人はイタリア系ということからの、注文なんでしょうね。カルマニョーラは、北イタリアに産するチーズのこと。ところでヘンリイ・ブーンはその時、何を着ていたのか。

「コール天のズボンとカーキ色のシャツを身に着け、首に白いスカーフを巻いていた。」

「白いスカーフ」。まさか、イタリアのシルクではないでしょうね。

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