マリアとバブーア

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マリアは女の人に多い名前ですよね。
聖母マリアをはじめとして。イエス・キリストは、聖母マリアから生まれたということになっています。紀元前二年ころに。お父さんの名前は、ヨセフ。イエスには、「救う者」の意味があるんだそうです。
イエス・キリストは、幼い頃から信仰心があった。イエスが十二歳ころのこと。両親とともにエルサレムの神殿に詣でた。さて、帰ろうとすると、イエスがいない。マリアは、イエスを探した。と、神殿の中で神父と宗教について語りあっていたという。イエス・キリストの神童ぶりを伝えるものでしょう。
もうひとり、「マグダラのマリア」が。ガラリア湖に近い、小さな町、マグダラの少女だから、「マグダラのマリア」。
マグダラのマリアは罪深き少女でしたが、キリストによって救われる。そのために、心あらためて、イエスの弟子になったそうです。
マリア。マリアが重要な役どころになるミュージカルに、『ウエスト・サイド物語』が。1961年のアメリカ映画ですよね。マリアに扮するのが、ナタリー・ウッド。一方、トニーに扮するのが、ジョージ・チャキリス。ジョージ・チャキリスの、細い、黒い、ジーンズは今も目に残っています。『マリア』は挿入歌のひとつでもあります。この『マリア』が出てくるミステリに、『ひとりぼっちの目撃者』が。1989年に、デズモンド・ラウデンが発表した物語。

「≪ウエスト・サイド物語≫ のあの曲のことを考えてみたらいい……≪ マリア ≫を。」

これはオルガン奏者、ソーリーの科白。『ひとりぼっちの目撃者』は、英国の、ワイクリフ大聖堂付属校が背景になっています。また、こんな描写も。

「そこにいるのは王室御用達バーブア製のスポーツ・ジャケットを着た親たちだった。」

さて、バブーアを羽織って。マリアのレコードを探しに行くとしましょうか。

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