こうもりと靴下

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こうもりは、クラッシックのひとつですよね。
ヨハン・シュトラウスが、1874年に発表したオペレッタ。『こうもり』はもともと、『祝宴』という喜劇だったという。
この『祝宴』をなんとかオペレッタにしたいと考えたのが、マクシミリアン・シュタイナー。ウィーンの劇場主です。その後、二転三転ありまして。結局、ヨハン・シュトラウスに相談することに。
と、ヨハン・シュトラウス、大いに乗り気になって。1873年の暮から、作曲に熱中。寝る時間も惜しんで、作曲。そのため、家の前に「面会謝絶」の札を掲げたそうです。ヨハン・シュトラウスは43日をかけて、『こうもり』を作曲したと伝えられています。
初演は、「アン・デア・ウィーン」で。これがマクシミリアン・シュタイナーの劇場だったから。1874年4月5日のこと。
それより前の1871年には、『インディゴと四十人の盗賊』が初演されています。もちろん、ヨハン・シュトラウスの作曲。
1871年にアイスランドに旅したのが、モリス。多才な芸術家であった、ウィリアム・モリス。その時の旅の記録が、『アイスランドへの旅』。この中に。

「長身の痩せた老紳士で乗馬用ズボンと紫色の靴下をつけ革靴をはいていた。」

もちろん、アイスランドであった元牧師の姿なんですね。「紫色の靴下」。いいですねえ。

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