柿とカントリー・ジャケット

柿は、果物のひとつですよね。
「カキ」は国際語でもあります。
たいていの外国語でも、「カキ」。
今の甘柿の原産地は日本なので。
フランス語でも「ル・カキ」。フランス語を知らない私でもパリの果物屋で柿だけは買えるわけですんね。

柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺

正岡子規の名句であります。
正岡子規は実際に柿がお好きだったとのことです。
子規はたしかに法隆寺の境内で柿を召しあがっています。
即興の句なのでしょう。
柿くへば 。これを実際に口にいたしますと。
「かアきイくウエば」に近くなります。
上五(かみご)の中に、「アイウエ」が含まれているのです。
柿くへば 。ここに明るい響きがあるのは、そのためなのでしょう。
また、音の流れが美しい。
むろん子規はそれを意識することなく、自然に口から出た一句なのでしょうが。
子規はいつも句のことばかり考えていたのでしょうね。
柿の木は英語で「パーシモン」perssimon 。
柔軟性性に富んだ材質になります。
その昔、ゴルフ・クラブのシャフトにも多く用いられたという。
パーシモンのクラブを使うほどのお方なら、ゴルフ・ウエアにも凝ったに違いありません。
ゴルフ・ウエアもまた、カントリー・ウエアのひとつ。
気楽で、身体を動かしやすい上着でありたいものです。
英国紳士はダーク・スーツよりもむしろ、カントリー・ジャケットに工夫を凝らしたもの。
そのカントリー・ジャケットがごく自然に見えるように。
新しく仕立てたカントリー・ジャケットは、一度下男に着せてから、慣れた頃に袖を通したそうですね。
どなたか自然に見えるカントリー・ジャケットを仕立てて頂けませんでしょうか。