サムとサファリ・ジャケット

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サムという名前は、わりあいと多いですよね。サミュエルを短くすると、サムにもなるわけですから。
映画製作者でサムとくれば、サム・ジンバリストでしょうか。サム・ジンバリストは、1951年のハリウッド映画『クォ・ヴァディス』の製作者でもあります。『クォ・ヴァディス』は、古代ローマを描いた映画。ロバート・テイラー、デボラ・カー共演の映画。
話は変わりますが。映画で、ジンバリストといえば、エフレム・ジンバリスト・ジュニアがいますよね。お父さんが、有名なヴァイオリ二ストのエフレム・ジンバリストなので、その息子というわけですね。
エフレム・ジンバリスト・ジュニアですぐに想い浮かべるのが、『サンセット77』。1958年にはじまったアメリカのTV映画。エフレム・ジンバリスト・ジュニアは、探偵役のベイリーに扮して、大人気。いかにもアメリカ的な着こなしに惹かれたものです。
ここでまた、サムジンバリストに戻るのですが。1953年にサム・ジンバリストが製作した映画が、『モガンボ』。アフリカを背景に描く恋愛物語。出演は、クラーク・ゲイブル、エヴァ・ガードナー、グレイス・ケリー。グレイス・ケリーは、『モガンボ』で、助演女優賞を受けています。もちろんアカデミー賞の。とにかくロケ地がアフリカですから、あのグレイス・ケリーがピス・ヘルメットをかぶったりもしています。まさかそれがアカデミー賞につながったわけではないでしょうが。
一方、クラーク・ゲイブルはサファリ・ハットに、サファリ・ジャケット。撮影期間は、67日にも。クラーク・ゲイブルは撮影の合間にも、個人的な狩猟を愉しんでいたという。
『モガンボ』でのゲイブルのサファリ・ジャケット、一見の価値ありです。

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