アーモンドとアノラック

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アーモンドは、扁桃のことですよね。昔の日本では、アーモンドを「扁桃」と呼んだ時代があるんだそうです。今でも「扁桃腺」の言葉に遺っていますが。たぶん形が似ているからでしょう。
アーモンドは、果実の仲間。たとえばピスタチオだとか、ヘイゼル・ナッツだとか。特にナッツの言葉はつきませんが、ナッツのひとつです。
アーモンドを薄くスライスして、ケーキに添えることもあります。。アーモンドもまた応用範囲の広い果実です。
ごく身近な菓子に、アーモンド・チョコがあります。アーモンドをチョコレエトで包んだボール状の菓子。アーモンド・チョコは食べはじめると、とめどがありません。あっという間にひと箱が空いてしまいます。
ただ、アーモンドは栄養価の高い食品でもあって。ことにヴィタミンEが豊富に含まれているんだそうですね。

アーモンドが出てくるミステリに、『おとしまえをつけろ』があります。1958年に、フランスの作家、ジョゼ・バンニが発表した物語。つまり『おとしまえをつけろ』は、フランス製のハードボイルドなのです。

「若い女が一人で彼に向かって進んでくるのが目に入った。アーモンド色の瞳。」

これは、「ブーボン」から眺めての女性の瞳の色について。
また、『おとしまえをつけろ』には、こんな描写も出てきます。

「テオは波止場をぶらつく時、いつもアノラックのような、ジャンパーの長いののような一風変わった物を着て面白がる癖があった。」

「テオ」は、オルロフの友人だと設定されている人物。
アノラックは、イヌイットが考案した防寒着のことですね。寒風を防ぐために胸開きが省略されているのが、特徴。まるでスェーターのように頭からかぶって着る式になっています。
イギリスでの「アノラック」には、「鉄道マニア」の意味もあるんだそうですね。たしかにどんな季節にも、どんな場所にもアノラックは役立ってくれますからね。
どなたか全天候型のアノラックを作って頂けませんでしょうか。

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