シェイクスピアとヴェルヴェット

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シェイクスピアは有名ですよね。イギリス、ヨーロッパでは会話の途中に、ちょっとシェイクスピアの科白を挟んだりするのが、粋ことだとされるんだそうです。
シェイクスピアの綴りは百近くもあって、謎めいた人物でもあります。シェイクスピアは1574年4月22日の生まれと考えられています。
お父さんは、ジョン・シェイクスピア。お母さんは、メアリー・シェイクスピア。お父さんのお父さんは、リチャード・シェイクスピア。リチャード・シェイクスピアの先祖はノルマン人だったとか。
昔、ノルマン人が英国を征服した時に、渡り、定着したものでしょう。
さて、お父さんのジョン・シェイクスピアは、一頃、町長をしていたこともあって、裕福な商人だったという。では、ジョン・シェイクスピアはどのようなにして、財を成したのか。手袋で。
ジョン・シェイクスピアは若いころ、グラヴァー(手袋職人) に弟子入り。1566年くらいに独立。ジョンの作る手袋が評判になった、やがて町長に。
昔英国での芝居は、小屋を開ける時、町長からその許可をもらうことになっていたらしい。その許可をもらうために、ざっと町長の前で芝居を観せる。そんな習慣になっていた。これに合格すれば巡業が許された。
その許可を得るための芝居を、少年のシェイクスピアは観ていたらしい。そんなことから役者を目指すようになったのでしょう。
「生くべきか、死すべきか、それが問題じゃ」
もちろん、『ハムレット』の科白ですよね。シェイクスピアは実は二回、『ハムレット』を書いている。今、上演されるのは、後に書いたほうの『ハムレット』なんだそうです。
『ハムレット』が冒頭に掲げられるミステリが、『告発者』。ジョン・モーティマーが、1992年に発表した物語。この中に。

「男は淡い紫色のビロードのベストをつけ、黒い帽子をかぶっていた。」

これはジャスパー・レンという人物の着こなし。
さて、ヴェルヴェットのヴェストで。シェイクスピアを観に行くとしましょうか。

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