ゲイブルと乗馬ズボン

Share on FacebookTweet about this on TwitterShare on Google+Email this to someone

ゲイブルで、男優でといえば、クラーク・ゲイブルですよね。
クラーク・ゲイブルの大表作は『風と共に去りぬ』でしょうね。ヴィヴィアン・リーとの共演。
レット・バトラーにクラーク・ゲイブルは、はじめから決まっていた。でも、スカーレット・オハラ役はなかなか決まらなくて。1400人の女優を面接したという。
バトラーが、ゲイブルか。ゲイブルが、バトラーか。それくらいのハマり役だったですね。
クラーク・ゲイブルは1931年に、『惨劇の砂漠』に出演。これは西部劇の端役。ゲイブルは映画に出るために、「カウボーイの経験あり……」と。でも、実際には馬に乗るのに苦労したそうです。
『惨劇の砂漠』の給料が、750ドル。もちろん、週給。1931年の750ドルは、今のどのくらいなんでしょうね。
1933年になって。クラーク・ゲイブルはMGMと契約。この時の週給が、2500ドル。1935年に、契約更新。そして、週給4000ドルに。1935年の、4000ドルは破格だったそうです。たぶんそんなこともあって、「キング」の愛称で親しまれたのでしょう。
クラーク・ゲイブルの遺作が、『荒馬と女』。マリリン・モンローとの共演。モンローにとっても遺作となりましたが。
『荒馬と女』での出演料。これは結果として、125万ドルに達したとのことです。
『風と共に去りぬ』の公開は、1939年のこと。まずはアトランタに敬意を表して、先行上映。12月15日のこと。途中、休憩をはさんで、222分の上映時間でありました。
1939年に発表されたミステリに、『追われる者』が。英国人作家、ジェフリー・ハウスホールド作。この中に。

「彼は斜文織の分厚い乗馬ズボン、毛皮裏のみじかい狩猟用ジャケット……」

これはクワイヴ-スミスと名乗る男の服装。「斜文織」には、「ホイップコード」のルビがふってあります。ホイップコードは、畝の深い、丈夫な綾織地のこと。
そういえばクラーク・ゲイブルも、よく乗馬ズボン姿で登場していましたよね。

Share on FacebookTweet about this on TwitterShare on Google+Email this to someone