バルドオとバーキン

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バルドオで、フランスの女優といえば、ブリジッド・バルドオでしょうね。
ブリジッド・バルドオの頭文字は、「B・B」。マリリン・モンロオの頭文字は、「M・M」。これは広く知られているところでしょう。
若い頃のバルドオがお好きだったのが、アンクレット。足頸の飾りですね。ある時、バルドオがマキシムに、食事に。裸足で。マキシムの店員が、「裸足ではちょっと困ります」。これに対してのバルドオのひと言。

「でも、アンクレットを着けているからいいでしょう。」

結局、バルドオはマキシムで食事するができたんだそうですが。
バルドオが流行らせたもののひとつに、バレエ・シューズが。もともとはバレエの練習用なんでしょうが、それを、街で履いた。それは「レペット」のバレエ・シューズだったという。
このバルドオに倣ったものからどうか、同じく愛用したのが、バーキン。ジェーン・バーキン。ベル・ボトムのデニムに、バレエ・シューズは、バーキンの得意とする着こなしだったものです。
夫の、セルジュ・ゲンスブールに、白のバレエ・シューズを贈ったのも、バーキンだったそうですね。
1981年。ジェーン・バーキンは、パリからロンドンへ。この時、偶然、隣合わせの席になったのが、ジャン・ルイ・デュマ。当時「エルメス」の社長だった人物。
ジェーン・バーキンが座席上の棚に入れておいた鞄が床に落ちて、中身がこぼれた。この時の、バーキンのひと言。

「私の荷物がぜんぶ入るような黒いバッグを、作ってくださらないこと?」

この結果に生まれたのが、エルメスの「バーキン」なんだそうですね。「バーキン」の登場自体は、1984年のことであります。

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