アムンゼンとアンクル・ブーツ

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アムンゼンは、人の名前ですよね。たとえば、ノルウエイの探検家、「ロアール・アムンゼン」。
ロアール・アムンゼンは1872年7月16日に、ノルウエイに生まれています。
1897年には、ベルギーの南極探検隊に参加。はやくから南極探検、北極探検に積極的に加わっている人物。
1926年には、アムンゼンが隊長となって、飛行船での極地探検に挑戦しています。

「飛行船には十六人を二か月養える食料が積まれる全部で二百七十五キロ。一日ひとりあたり三百五十グラムだ。」

エドワール・カリック著『アムンゼン』には、そのように出ています。出発は、1926年5月11日午前8時55分のことであったという。
当時、アムンゼンは探検家として世界的に有名な人物でもあったのです。

そしてまた、アムンゼンとおしゃれも大いに関係があります。日本での「アムンゼン」は、生地名。梨地のウール地。
昭和五年。岐阜の生地屋が開発、命名。なぜ、「アムンゼン」なのか。
アムンゼンは、昭和二年に、来日しているからです。

アムンゼンが出てくる小説に、『選ばれた女』があります。アルベール・コーエンが、1968年に発表した長篇。

「アムンゼンと申します奥様、ノルウエーの方じゃございません? その通りです奥様、それは結構ですこと私ノルウエーが大好きですの………」

初対面での挨拶として。
また、『選ばれた女』には、こんな文章も出てきます。

「黄色いアンクルブーツなんて、お願いだから履かないでちょうだい!」

これは「私」が、伯母から言われる言葉として。
アンクル、踝までの深さの靴なので、「アンクル・ブーツ」。星の数ほどのアンクル・ブーツがあります。
チェルシー・ブーツもまた、そのひとつでしょう。「ジョドパー・ブーツ」もあります。
どなたか本格的なジョドパー・ブーツを作って頂けませんでしょうか。

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