ドーナツとブレイザー

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ドーナツは美味しいものですよね。デザートでもあり、朝食代わりにもなります。
ドーナツはまず粉を練って。丸く型抜きしてから油で揚げると、できあがり。
ドーナツは、あのメイフラワー号と関係があるんだそうですね。イギリスを出航したメイフラワー号は、途中、オランダに寄る。このオランダで美味しいお菓子に出会う。それがオランダの、オリーケイク。オリーケイクが今のドーナツの原型になったという。
オランダのオリーケイクは丸く形で、その中央に胡桃を飾った菓子。「ドーナツ」 dought nut のナッツは、胡桃だったんですね。
では、ドーナツの丸い穴はなんなのか。これはよく分かっていません。面白いところでは、ネイティヴ・アメリカン説があります。ある弓の名人が開けたとか。奥さんがドーナツを作っている時、後ろから矢を射る。驚いた奥さん、その穴の開いたドーナツを油の中に落としてしまった。それでドーナツには穴が開いているんだとか。
第一次大戦中の赤十字では、怪我をした兵士にはドーナツを配ったそうですね。ここから広く知られるようになったそうです。
この赤十字のドーナツに閃いたのが、アドルフ・レビット。アメリカ、NYのパン屋。アドルフ・レビットは、ドーナツを機械で作ることを考えて、成功したという。これが1920年の、「アメリカン・ドーナツ」に。
1920年10月30日。イギリスに生まれたのが、ディック・フランシス。騎手から作家になった人物。ディック・フランシスが、1997年に発表したのが、『騎乗」。この中に。

「私はグレイのズボンに、ネイヴィ・ブルーのブレザー ( ブライトンで買ったばかり) ……」

これは主人公、ベネディクト・ジユリアードの着こなし。そしてこの文章のすぐ後に。

「父は黒の正装で、その仕立て自体、私の教育を一歩進めてくれた。」

ブレイザーも気になりますが。「教育を一歩進める」ような仕立てにも、興味があります。
とりあえずブレイザーを着て、美味しいドーナツを食べに行くとしましょうか。

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