グリムとブリム

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グリムといえば、「グリム童話」でしょうね。
たとえば、『白雪姫』だとか、『赤ずきん』、『ヘンデルとグレーテル』…………。
『ヘンデルとグレーテル』は、オペラにもなっていますよね。でも、どうして「グリム童話」なのか。
これは、ヤーコプ・グリムと、ヴィルヘルム・グリムの、年子の兄弟によって編まれているからなんですね。「グリム童話」の第一版は、1812年に出ています。
グリム兄弟はいろんな人から話を聞いて、それを子供向けの物語に。この時、ちょっとした手を加えたんです。やわらかい表現に換えた。あんまり残酷すぎるものなどは。
たとえば「グリム童話」にはよく「まま母」が出てきますよね。でも、元の話はほんとうのお母さんだったり。それでは可哀想なので、まま母ということにしたり。
「グリム」が出てくるミステリに、『獲物』があります。1992年に、ロス・トーマスが発表した物語。もっとも「エンノ・グリム」という人物なんですが。エンノ・グリムは、「ヘルプ!」という会社の会長。「ヘルプ!」は、どんなやっかいなことでも解決してくれる会社という設定。この中に。

「ブローチは海軍の手編みの防寒帽耳の下まで引きおろしていた。」

これは、ジャック・ブローチという男の様子。これはたぶんニット・キャップなんでしょうね。では、ブリムはあったのか、なかったのか、気になるところですね。
もっとも「ブリム」と、「ヴァイザー」は、ちょっと違うのですが。「前庇」なら、「ヴァイザー」となります。「ブリム」は、「全庇」のことです。

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