バカラオとバスク・シャツ

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バカラオという魚があるんだそうですね。バカラオは日本でいう鱈の一種で、バカラオを使った料理のことも、「バカラオ」の名前で呼ぶらしい。
バカラオは、主にバスク地方での名称。もう少し具体的には、干鱈。鱈を干して、それをいろんな料理に使う。今、世界を見渡しても、バスク料理の水準はかなり高いようです。
バカラオ、つまり干鱈なんですが、これを用いてのオムレツはバスクでよく食べるもので、絶品なんだそうです。
では、「バカラオ」はどこで食べるのか。タヴェルナで。「タヴェルナ」はレストランの意味。より正確には、「カフェ」に近い。コーヒーを飲んだり、ケーキを食べたりも単独でできる所ですから。
タヴェルナでは、ピンチョスも。ピンチョスは「おつまみ」に似ています。うんと小さな食事のこと。
「おつまみ」があれば、「おやつ」もあります。バスクでは「おやつ」を、「アマイケタコ」。なんか日本語に似ていますね。「甘い桁子」と憶えましょうか。
「アマイケタコ」は、もともと「11時」のこと。「アマイカク・ディラ」が、「11時」意味。だいたい11時頃に食べる間食なので、「アマイケタコ」。これはイギリスの「イレヴンジーズ」とそっくりではではありませんか。
さて、話をもとに戻して。バスクではどうして「バカラオ」を食べるのか。バスクは大きく分けて、海バスクと山バスクとがあるから。海バスクで採れた魚を山バスクで食べるにも、干鱈にするのは有効だったのでしょうね。
海バスクで忘れてならないのが、「バスク・シャツ」。まことに頑丈なジャージーのシャツです。大胆なストライプは、波の象徴なのでしょう。
バスク・シャツを着て、バカラオを食べに行きたいものですね。

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