ダグラスとダンガリー

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ダグラスは、人の名前にもありますよね。たとえば、ダグラス・フェアバンクスだとか。ダグラス・フェアバンクスは、往年のハリウッド男優。
「ダグラス・フェアバンクス」という俳優には、ふたりがいます。ダグラス・フェアバンクス・シニアと、ダグラス・フェアバンクス・ジュニアとの。
ダグラス・フェアバンクス・シニアとダグラス・フェアバンクス・シニアは、親子の関係なのです。
ダグラス・フェアバンクス・シニアとダグラス・フェアバンクス・ジュニアにも共通点がありまして、ともに洒落者であったこと。
ダグラス・フェアバンクス・シニアが出てくる自伝に、『チャップリン自伝』がああります。

「………自分にはちょっとした才能しかないとよく言っていた。」

これは「ダグ」の口癖として。チャップリンはダグラスのことを「ダグ」と呼んでいたようです。ダグラス・フェアバンクスは、ほんとう偉大なる俳優だったのですが、自らについてはとても謙虚なお人柄だったらしい。
『チャップリン自伝』が世に出たのは、1964年のこと。大長篇であります。それがたちまちにして、ベストセラー。
では、チャップリンはどのようにして、『チャップリン自伝』を完成させたのか。後述筆記で。毎朝、食事の後、書斎に籠って。専用の秘書に、口述筆記。秘書はそれをタイプで打って。チャップリンがタイプ原稿に目を通す。またチャップリンは鉛筆を手に、校正。そのような繰返しから、『チャップリン自伝』が生まれたんだそうですね。
そのためかどうか『チャップリン自伝』への信頼性は高いものがあるようです。
1964年には、チャップリン七十五歳だったわけですが、その記憶力には、驚かされるほどです。子供の頃に貰った小遣いに至るまでが、正確だったという。
『チャップリン自伝』を読んでおりますと、こんな描写も出てきます。

「ふっくらとした丸顔の男で、テンガロンハットをかぶって赤シャツとダンガリーを着こみ………」

これは「スコッティ」という西部劇の役者で、富豪だった人物の着こなしについて。
とにかく1930年代に、50万ドルで城を建てたお方なんだそうです。
ここでの「ダンガリー」は、デニムのことかと思われます。当時のアメリカでは、ダンガリーもデニムも混同されることがあったから。
どなたかシルク・ダンガリーのスーツを仕立てて頂けませんでしょうか。

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