フォイヒトヴァンガーとフェドーラ

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フォイヒトヴァンガーは、ドイツの作家ですよね。リオン・フォイヒトヴァンガー。
フォイヒトヴァンガーは、1884年に、ミュンヘンに生まれています。

「ゴヤは絵の中のルチーアから、生身のルチーアに視線を移した。」

フォイヒトヴァンガーが、1951年に発表した『宮廷画家ゴヤ』に、そのような一節が出てきます。
このフォイヒトヴァンガーに興味を持っていたのが、チャップリン。もちろん、チャールズ・チャップリンのことです。

「リオン・フォイヒトヴァンガーは二000語を後述筆記したが、これは一日平均六00語分の執筆量にあたる。」

『チャップリン自伝』には、そのように書いてあります。
チャップリンはフォイヒトヴァンガーに限らず、作家の原稿執筆量に深く関心があったようですね。
チャップリンは、ジョン・スタインベックにもふれていて。スタインベックは一日ざっと、二000語だったとも書いています。
また、チャップリン自身は、一日に千語だったという。
日本での原稿量は、原稿用紙の枚数で数えることになっています。
一方、西洋では「語数」。I LOVE YOU なら、三字という計算になります。
この要領で原稿量を数え、また原稿料の参考にもなるわけですね。
『チャップリン自伝』には、こんな文章も出てきます。

「すぐにわたしはフェドーラ帽を手に取り、舷窓から腕を出して振った。」

これは船での見送り人のなかに友人を見つけたので。ここでの「わたし」がチャップリンであるのは、いうまでもないでしょう。
「フェドーラ」fedora は、ソフト・ハットのひとつ。鍔のカーヴが深いのが、特徴。「トリルビイ」の別名でもありますます。
どなたかチャップリンがかぶっていたようなフェドーラを再現して頂けませんでしょうか。

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