サンデイと刺子

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サンデイは、日曜日のことですよね。休息日。安息日。
sunday と書いて「サンデイ」と訓みます。
「サンデイ・クロウジーズ」は、「晴れ着」の意味です。日曜日には教会に行くから。教会に着て行くための一張羅というわけですね。
サンデイには、sundae の綴りもあります。たとえば、「チョコレエト・サンデイ」という時には、こちらの文字を使います。
アイスクリイム・サンデイは、1875年頃、アメリカのイリノイ州ではじまったという説があります。イリノイ州のエヴァンストンの町で。
エヴァンストンのある店で、日曜日に限って、アイスクリイム・ソーダを販売していて。これがお役所のお偉いさんにとがめられて。「日曜日にアイスクリイム・ソーダを売るのは、不謹慎」として禁止されることに。
そこで店の方でも考えて。果物の上にクリイムをかけて出したところ、好評。名前を、「サンデイズ」。でも、この名前にも文句がつけられたので、sundae
に変えてなんとか納得してもらったんだそうです。
家庭で作る「アイスクリイム・サンデイ」としては。1904年『ニュウヨーク・イヴニング・ポスト』紙5月21日号に、紹介されたのが、早い例だということです。

サンデイが出てくる日記に、『大佛次郎敗戦日記』があります。

「サンデー岸君より松浦君の代理の催促。」

昭和19年9月11日の『日記』に、そのように出ています。おそらく『サンデー毎日』のことかと思われるのですが。
また、昭和19年11月5日の『日記』には、こんな話も出ています。

「………警戒警報、続いて空襲警報。革のジャンパーの上に刺子、レインコートを着て庭に立つ。」

刺子は、キルティングのことですよね。生地を二枚重ねて粗く縫ってゆく。布地を丈夫にするために。布地に保温性を与えるために。
また刺子の糸づかいが文様にもなるわけです。
どなたか刺子の外套を仕立てて頂けませんでしょうか。

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