カンタータとカフ・リンクス

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カンタータは、ふつう音楽の言葉ですよね。カンタータは十七世紀のイタリアにはじまったものと考えられているんだそうです。イタリア語の「カンターレ」から、今のカンタータが生まれたんだとか。カンターレはもちろん「歌う」の意味。
イタリア語のカンターレは、ラテン語の「カンターレ」が源で、フランス語の「シャンソン」とも無関係ではないらしい。

この月桂樹の
茂みのもと
また草原に……………………。

ゲーテは1810年頃、『カンタータ』と題する詩を発表しています。カンタータの歴史もかなり古いものがあるようですね。
そういえば、プロコフィエフもカンタータを作曲しています。『彼らは7人』というのが、それです。1917年の作曲。初演は、巴里で。1924年5月29日のこと。
セルゲイ・プロコフィエフは言うまでもなく、作曲家。でも、その一方で小説や童話も書いているんです。それも旅先でのちょっとした時間の合間を見つけては。
たとえば、『彼らは7人』が作曲された1917年に、『毒キノコのお話』を書いているのです。この物語の中に。ターニャという少女があらわれて。

「お父ちゃまはダイヤのカフスボタンを持ってたわ」と、ターニャは思い出しました。

お父さんへの想いが、ダイヤのカフ・リンクスとつながっている。これもまた、素敵なことではないでしょうか。
ダイヤのカフ・リンクスは持っていませんが。なにか好みのカフ・リンクスを留めて、カンタータを聴きに行くといたしましょうか。

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