星とポロシャツ

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星は、スタアですよね。もちろん、st ar と書いて、「スタア」と訓むわけです。
もともとはラテン語の「ステラ」st ēll a から出た言葉なんだとか。そういえば、『欲望という名の電車』にも、「ステラ」が出てきますね。ステラ・コワルスキー。ブランチの妹、スタンリーの奥さんとして。
難しい役まわりのブランチを美事に演じたのが、ヴィヴィアン・リー。まさに「スタア」でありましょう。光輝く演技でありました。

光輝くと申しますと、ダイヤモンド。たとえば、「南アフリカの星」。「スタア・オブ・サウス・アフリカ」。1869年に、アフリカのオレンジ川近くで発見されたので、「スタア・オブ・サウス・アフリカ」。実に、47、7カラットだった。しかもカットされる前の原石は、85、75カラットだったという。
これを最初に買ったのが、英国の「ダドリー伯爵」。それで、ダドリー・ダイヤモンドとも呼ばれたらしい。

星と題につく小説に、『星のない街路』があります。昭和三十三年に、北 杜夫が発表した物語。

「そうした夜の街を、間宮は索寞とした気持で通っていった。」

主人公の名前は、「間宮」になっています。場所は、当時のベルリンに設定されているのですが。
北 杜夫が、昭和四十一年に書いた短編に、『霧の中の乾いた髪』があります。この中に。

「ポロシャツの短い袖からむきだした腕が冷たい。どこかで小鳥が啼いているが、姿は見えない。」

そんな文章があります。場所は、「中軽井沢」になっています。
ポロシャツはたいてい袖が短いものです。より活動的であるために。1920年代には、主にテニス競技のシャツとされたもの。汗をたくさん吸収するために、モス・ステッチになっていました。
どなたかおしゃれ用の、絹で編んだポロシャツを作って頂けませんでしょうか。

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