レイバンとレップ

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レイバンは、サングラスの銘柄ですよね。Ray Ban と書いて、「レイバン」と訓みます。
「光線遮断」の意味で、「レイバン」が採用されたのは、1930年のこと。会社の名前は、「ボッシュ&ロム」。
これは当時の「アメリカ陸軍航空隊」の依頼から開発されたものです。太陽光線から飛行士の目を守るために。
今も「アイドロップ型」は有名でしょう。。これはその時代の飛行士の防風眼鏡の型に合わせたもの
1937年、レイバンが一般市民にも販売される時。この「ナス型」に、「ティアドロップ型」と命名されたという。

サングラスはかなり古い時代からあったらしい。たとえばイヌイットのサングラス。昔むかしのイヌイットは、一枚の板からサングラスを。一枚の板に二本のスリットを切り、ここから外を見た。
冬のイヌイットは、雪と氷の世界で。サングラスなしではいわゆる「雪目」の可能性が。そこで、一枚の板でサングラスを作る必要があったのでしょう。

サングラスが出てくるミステリに、『仏陀の鏡への道』があります。1992年に、ドン・ウインズロウが発表した物語。

「ラップアラウンド型のミラーサングラスが、頭に押し上げられていた。」

これは、ベン・チンという若者の様子として。また、『仏陀の鏡への道』には、こんな描写も出てきます。

「………汎用の青いブレザー、畝織りのネクタイ、黒のローファーを元どうり身に着けた。」

これは物語の主人公、「ニール・ケアリー」が旅に出るための着こなしとして。
このニールの「畝織りのネクタイ」は、何度も出てきます。
たぶん、「レップ」 rep だろうと思われます。レジメンタル・タイなどにもよく用いられる絹地のことです。
英語の「レップ」は1860年頃から使われている言葉なんだそうですね。
これはフランス語の「レプス」reps から来ているのだろうと、考えられています。
レップは張りのあるシルク地で、結び目に量感のあらわれる素材です。
どなたかレップの無地のネクタイを作って頂けませんでしょうか。

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