糸屋とイートン・カラー

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糸屋は、糸を売っている店のことですね。糸屋で、糸を買って、縫物をする。糸がないことには、縫うに縫えませんからね。
糸屋にはむかしから美人がいるので、有名だったらしい。まあ、看板娘ですね。この美人目当てに、糸を買いに行く人もいたのでしょう。

京都三条糸屋の娘
姉は十八妹は十五
諸國大名弓矢で殺す
糸屋の娘は目で殺す

これは、平賀源内の言葉だと伝えられています。「起承転結」の典型例として。
たいていの文章は、起承転結で成っています。では、起承転結とはなにか。と問われるなら、「京都三条糸屋の娘………………………」。が分かりやすいとされてきたわけですね。
平賀源内は多方面に渡っての、天才。本職は、蘭学者。本草学者。たとえば、サフラン。この世にサフランがあることを、はじめて日本に教えたのは、平賀源内だと伝えられています。
平賀源内でもうひとつ有名なのが、エレキテル。壊れていたエレキテルの機械を直したのも、平賀源内だったそうです。
電気と勉強は大いに関係があります。暗くなってから勉強するには、電気の灯りが必要でしょう。
英國のイートン校などでは、寄宿舎で電灯を灯して、勉学に励むに違いありません。
イートン校の制服のひとつに、イートン・カラーがあります。もちろんシャツの襟なのですが。必ず上着の外に出して着る決まりになっているのです。
伝統的に、歴史的に、襟は外。
これはそもそもは、上着を汚さないための工夫だったものと思われます。
シャツのカフもそうですが。カラーもまた、しっかり上着の上に出ているのが、正しいのです。

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