ケンタッキーとケッズ

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ケンタッキーは、アメリカの州の名前ですよね。ケンタッキー州。
K ent ucky と書いて、「ケンタッキー」と訓むわけです。

ケンタッキーから、馬好きは「ケンタッキー・ダービー」のことを想うでしょう。
ケンタッキーから、酒好きは「ケンタッキー・ウイスキイ」を考えるでしょう。
ケンタッキーから、歌好きは「ブルームーン・オブ・ケンタッキー」を偲ぶでしょう。
ケンタッキーから、服好きは「ケンタッキー・ジーンズ」を回顧するでしょう。
ケンタッキーから、本好きは『ケンタッキー・バーボン紀行』を思い出すでしょう。

『ケンタッキー・バーボン紀行』は、平成九年に、東 理夫が書いた本です。もし、この
『ケンタッキー・バーボン紀行』を読んで、バーボン・ウイスキイの壜に手が伸びないようなら、奇人と呼ぶべきでしょう。
東 理夫は『ケンタッキー・バーボン紀行』のために、実際に現地に足を運んでいます。いや、東 理夫にとってのルイヴィルは第二の故郷でもあるのですから、その著書が面白くないはずがありません。

ケンタッキー・ダービーが競馬であることは言うまでもないでしょう。が、これもまったく
おしゃれと無関係でもありません。
ダービー d erby は、イギリス英語でいうところの、ボウラー b owl er であります。日本語の、「山高帽」。
ケンタッキー・ダービーに必ずしも山高帽をかぶる必要はありません。が、競馬は紳士のスポーツですから、準礼装がふさわしい。少なくとも日本の競馬場とは、服装において大違いであります。サンダル履きではとても入場が許されません。
『ケンタッキー・バーボン紀行』で教えられたことのひとつに、「ケンタッキー・コーヒー」があります。ケンタッキー・コーヒーは、コーヒーのバーボン割。コーヒーにバーボンを注いで、飲む。あるいはまた、コーヒーにバーボンを注いで、飲む。
ケンタッキー・コーヒーなら、一日中でも飲んでいられるんだそうですが。

ケンタッキーが出てくるミステリに、『スクール・デイズ』があります。2005年に、
ロバート・B・パーカーが発表した物語。

「そのあとはケンタッキー州ルイヴィル、フロリダ州ヴェロビーチ、メイン州ベルファースト。すべて私立校で共学だ。」

ある少年の転校歴について。
また、『スクール・デイズ』には、こんな描写も出てきます。

「………ジーンズに、ケッズのハイトップのスニーカー。レトロな装いだ。」

ある少年の履いているスニーカーについて、私立探偵、スペンサーの感想。

K eds は、アメリカのスポーツ・シューズの会社。そもそものはじまりは、1892年。
ニュウヨーク州で。「ユナイテッド・ステイツ・ラバー・カンパニー」として。
「ケッズ」の商標は、1917年から。アルファベットの組み合わせの中で、もっとも歯切れの良い言葉というので、選んだと伝えられています。
どなたか生ゴム底のスニーカーを作って頂けませんでしょうか。

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