キューバとジーンズ

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キューバと名のつくカクテルに、キューバ・リーブレがありますよね。
キューバ・リーブレはごく簡単にいって、ラムとコークを混ぜた飲物。キューバ・リーブレは、1898年にはじまったとの説があります。
1898年といえば、アメリカとスペインの間で戦争があった時代。この戦争中、ハバナにやって来たアメリカの軍人がバアに顔を出して、ラムを注文。その時、偶然、バアで友人に出会う。友人はコーラを飲んでいた。で、乾杯ということに。「キューバの自由に乾杯!」。この際に、お互いの飲物を半分づつにした。それが、「キューバ・リーブレ」の最初なんだとか。
1898年の、『ハーパーズ・ウイークリー』8月20日号に、「キューバ・リーブレ」の記事が出ています。たぶん比較的はやい「キューバ・リーブレ」の紹介でしょう。
キューバといえばヘミングウェイで。ヘミングウェイも大いにキューバ・リーブレを飲んだことと思われます。
ヘミングウェイの『キリマンジェロの雪』が掲載されたのが、『エスクワイア』。『エスクワイア』の創刊は、1933年。『エスクワイア』は、大成功。
『エスクワイア』の前は、アーノルド・ギングリッチは『アパレル・アーツ』という専門誌で働いていたのですが。アーノルド・ギングリッチは、「内容をた高めれば、もっと売れる」。そう考えて、『エスクワイア』をはじめたという。事実、その通りになったのですが。
1950年代の『エスクワイア』は、広告が殺到。ことに服飾の広告が。それで致し方なくはじめたのが、『ジェントルマンズ・クオーターリー』だったのですね。この頭文字をとって、『GQ 』。
『GQ』が出てくるミステリに、『レス・ザン・ゼロ』があります。1985年に、ブレット・イーストン・エリスが発表した物語。

「壁に貼ってある「GQ (ジェントルマンズ・クオーターリー) の切り抜きが…………」。

また、こんな描写も出てきます。

「白いシャツに洗いざらしのぴっちりしたジーンズ………」。

ジーンズはやはり、洗いざらしで、ぴっちりしたのが最上ですよね。

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