オオストリアとオックスフォード・シューズ

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オオストリアは、オオストラリアではないほうの国ですよね。フランスにも、ドイツにも近い場所にあります。
フランスとドイツを足して、二で割った国。そんなふうに言えるかも知れませんが。
モオツアルトの生まれた国。ヴォルフガング・アマデウス・モオツアルトは、1756年1月27日に、オオストリア、ザルツブルクに生まれています。
また、首都のウイーンは、珈琲店の街でもあり、ザッハトルテの生まれた街でもあります。
ウイーンに行って誰もが食べたくなるのが、「ヴィーンナ・シュニッツェル」。巨大トンカツに似ていなくもありません。
ヴィーンナ・シュニッツェルをはじめて注文して、出てきた時には誰もが、びっくり。でも、実際には食べてしまえます。わりあいと、薄いので。本来は仔牛肉。しかしポークを使ってのヴィーンナ・シュニッツェルもありますが。
聴くほうのオオストリアで、忘れてならないのが、タウバー。タウバーは、1891年、オオストリアのリンツに生まれたテノール歌手。
リカルド・タウバー。タウバーは、1913年。モオツアルトの『魔笛』で、初舞台を踏んでいます。1920年代以降、活躍したものの、ナチス台頭によって追放。その後は倫敦に移って、歌い続けた人物です。
リカルド・タウバーが出てくるミステリに、『最後のスパイ 慈愛』があります。英国の作家、レン・デイトンが、1996年に発表した物語。

「それを祝うかのように、廊下沿いの一室から、タウバーが『きみはわが心のすべて』を歌う、なにかを引っ掻くようなテノールの歌声がはじき出た………………」。

これは、物語の主人公、イギリス秘密情報局の、バーナード・サムソンが、それを聴いている場面。
また、『最後のスパイ 慈愛』には、こんな描写も出てきます。

「ダーク・スーツに、糊のきいた白いワイシャツに、チャコールグレーのネクタイ、きちんと紐を結んだピカピカのオックスフォードシューズといういでたちで………………」。

これは、ブレット・レンセレイヤーの着こなし。ブレットは、イギリス秘密情報局の、副長官という設定。
オックスフォード・シューズは、紐結び式の靴のこと。1830年代に、登場。最初、オックスフォード大学の学生からはじまったので、その名前があります。
1830年代には多くボタンド・ブーツで。ボタンの代りに紐を使ったのが、斬新だったのです。事実、ボタンよりも、紐のほうが、便利でもあったから。
なにかオックスフォード・シューズで、ウイーンに珈琲を飲みに行きたいものですが………。

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