プレッツェルとブレイザー

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プレッツェルは、おつまみのひとつなんでしょうか。
ビールのお供なんかにも、よく合います。プレッツェルの大きさにも大きいものから、小さなものまでがあるようです。
プレッツェルの大小に関係なく、「ぬ」の字に似ている形は共通しています。
「プレッツェル」pr etz el はもともとドイツの食べ物で、あれは人が「腕を組んだ」姿だととのことです。
どうして「ぬ」の字かといいますと。「ぬ」の字にすると、穴が三つ開いている形になって。この三つが、キリスト教での「三位一体」を表しているんだそうです。
教会に来て、お祈りする少年少女に、牧師が与える菓子としてはじまった。そんな説もあるらしい。
本番のドイツでは、「ブレッツエル」br ez el 。ベルリンには「ブレッツエル・バア」という店があって、ブレッツエル専門店。ここのは大きくて、柔らかい。充分、朝食代りになるほど。
プレッツェルが出てくるミステリに、『フレッチ』があります。1974年に、アメリカの作家、グレゴリー・マクドナルドが発表した物語。

「男たちがみんなプレッツェルに見えたものよ。」

これは「ボビー」という女の子の科白として。
また、『フレッチ』には、こんな描写も出てきます。

「……白いテニス・スラックスに紺のブレザー姿のハンサムな、とりわけ人目を惹く五十年配の紳士がはいってきた。

ブレイザーはもちろんボート競技から生まれていますから、白ズボンをよく似合うのでしょう。

「白いシャツ、白いズボン、青いブレザーを着た何百人かが入り乱れてクリケットの球を追っている……………………。」

昭和二十四年に、池田 潔が発表した『自由と規律』に、そのように出ています。
池田 潔は、大正九年に英國留学。パブリック・スクールから、「ケンブリッジ大学」に進んでいます。その時代にはすでにブレイザーを羽織っていた人物なのです。
どなたか1920年代英國のブレイザーを復元して頂けませんでしょうか。

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