カツレツとカモシカ

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カツレツは、料理の名前ですよね。フランス語のコートレットが訛って、「カツレツ」になったとの説があります。
カツレツをさらには短くいたしますと、「カツ」。昔からスポーツ選手が、大事な試合の前に「カツ」を食べるのは、縁起をかついでのこと。もっと念入りな場合には、テキと、カツを。これで「的に勝つ」になるわけですね。
カツレツで有名なものに、ウインナシュニッツエルがあります。大きな大きなカツレツ。ただし薄く延ばしているのですが。
最初はびっくりしますが、案外食べられてしまうものです。

「………私は普通のウインナシュニッツエルを択んでよかった。」

津田正夫著『ウィーン物語』に、そのように書いてあります。
これは著者の津田正夫が、レストラン「グリーンバイズル」へ入った時の話として。
この「グリーンバイズル」は、当時ウィーンでもっとも歴史あるレストランだったという。
なにしろ1500年の創業というのですから。
ここでの「普通のウインナシュニッツエル」とは。メニューにもうひとつあって、「ホルシュタイン風ウインナシュニッツエル」。これは普通のウインナシュニッツエルの上に、アンチョビと玉子とが乗ったものなんだそうですね。

津田正夫著『ウィー物語』には、こんな文章も出てきます。

「緑のフェルト帽に大きな髭剃りブラッシのような毛をつけたのを冠り………」

もちろんチロル風俗の説明をしている場面。
あの独特の帽子は土地の言葉で、「ファツェルカペ」と呼ばれるらしい。
飾りのブラシは、トナカイの髭なんだそうです。また、チロルの民族衣裳である革の、胸当てつきの半ズボン。あれもまた、トナカイの革で仕立てられるとのことです。
となたかトナカイのズボンを仕立てて頂けませんでしょうか。

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