シュルツとC・P・O・シャツ

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シュルツは、人の名前にもありますよね。た、チャールズ・シュルツだとか。アメリカの漫画家であります。チャールズ・モンロー・シュルツ。
いうまでもなく、『スヌーピー』の作者です。スヌーピーは漫画の人気者で、スヌーピーといえば、世界中の誰もがすぐに分かってくれます。
スヌーピーはもともと漫画『ピーナッツ』の登場犬。つまり『ピーナッツ』に登場する可愛い犬の名前が、スヌーピーなのです。
チャールズ・モンロー・シュルツは、1922年11月26日に、ミネアポリスに生まれています。お父さんの名前は、カール。お母さんの名前は、ディナ。4000グラムの赤ちゃんだったそうです。
お父さんのカールは床屋の経営者で、漫画好き。チャールズの小さい頃のあだ名は「スパーキー」。これはその時代の流行漫画『バーニーグーグル』の主人公の名前だったという。
お父さんは、チャールズに漫画家になってもらいたかったのでしょう。
チャールズもまた画家志望で、漫画家になる前は、絵の学校の先生だったのです。
シュルツの『ピーナッツ』は、1950年の10月から、連載がはじまっています。これはニュウヨークの新聞記事配信会社の「ユナイテッド・フィーチャー社」からの配信によって開始されたもの。つまり、同時に全米の各紙に掲載されるようになったわけですね。
これが1980年代には、ざっと2、000紙にまでも殖えたという。
『ピーナッツ』は基本的に、4コマ漫画。この4コマ漫画を上下二段に重ねる方式は、シュルツのアイディアによるものです。
シュルツは案も、絵も、吹き出しの文字もぜんぶ自分で描いた。助手を必要としない売れっ子漫画家だったのであります。
『ピーナッツ』の科白をよく読んでいると。

「人生に目的を持つことが、より幸せになれるのかなあ」

そんな言葉が出てきます。4コマ漫画の、子どもの科白に。意外でもあり、また、深く教えられる言葉にもなっています。これもまた、『ピーナッツ』の人気の秘密なのでしょう。

1973年にシュルツが写された写真を観ますと。黒いタートル・ネックのスェーターの上に、C・P・O・シャツを着ているのです。

C・P・Oは、「チーフ・ペティ・オフィサー」の略語。ふつうアメリカ海軍で用いられる言葉。日本の「曹長」に近いものでしょうか。
おしゃれ用語としては、オーヴァー・シャツのこと。シャツの上に重ねるシャツを指して使われます。厚い生地で仕立てたシャツで、裾をパンツを上に出して着るものです。
どなたか1970年代のC・P・O・シャツを再現して頂けませんでしょうか。

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